TIDE (WAKEMOWAKARAZU)


作業場のある祖父母の住まいの周りを眺めていると着地することのない流れのようなものが見えてくる。

それらは個別の意志を離れた、それぞれの相互作用の中に存在している。

それを捉えたい。それは写真を撮るという作業にとても良く似ている。

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\GUSH!/


《グループ展 \GUSH!/ 開催のお知らせ》
参加作家

久保山 泰子

グウ ナカヤマ

本城 研石

森本 順子

横溝 幸治 

ハシグチリンタロウ

の6名による書道の展覧会
内容

書家・井上有一を顕彰する「天作会」を通して知り合ったメンバーによる自主企画展です。
井上有一は東洋の伝統文化「書道」を、日常の生活の中から生まれる一個人の表現物という視点から追求し、国内外の書道、美術の枠を超えた多くの芸術家たちに新たな書道の可能性を示しました。
今回集まったメンバーはそうした流れを汲みつつも、では自分には何ができるだろうか?という取り組みを日々ささやかに続けています。
それぞれの生活の中で、

伝統的な立場を踏まえて新しい書道の可能性を探るもの、

日々の日常の呟きをひたすらに書きつけているもの、

文字/絵画/記号の境界に立って独自の書の在り方を模索するもの、

などなど、実に様々な立ち位置で日々探究をしているメンバーたちが集いました。
GUSHとは英語で「湧き出すもの」という意味を持っています。

それは、一見得体の知れないものに見えるかもしれませんが、それぞれの作家達が日々掘り下げていく中で発見した自分だけの水脈であり、それゆえにみずみずしさを湛えた表現物たちが江之子島の会場に満ちることをねがって付けたものです。
現状まだまだ準備すべきことが山積みで、会期スタートまでにどこまでいけるか未知数ですが、そうした気持ちを持って当日まで準備をしていくので、ぜひその光景を見てみませんか?
(僕も当初のプランの作品を既に準備していたのですが、また考え直して、その先のものを展示しようと毎日考えているところです;)

ぜひご来場よろしくお願いいたします!

http://www.enokojima-art.jp/e/event/2017/09/14/6203
会期:2017年11月14日(火)~11月19日(日)

時間:火曜日-土曜日11:00~18:00

           日曜日11:00~16:00
場所: 大阪府立江之子島文化芸術創造センター 4階

(大阪市西区江之子島2丁目1番34号)
アクセス→大阪市営地下鉄千日前線・中央線「阿波座駅」下車、8番出口から西へ約150m。

MIMESIS その後


疾駆(YKG publishing)より作品カタログとしてリリースされた 「ミライショドウ」に収録していただいた作品「MIMESIS」。

僕にとっても画期的で印象深い作品です。

これは右に「鳴」という漢字と、左に「WAKEMOWAKARAZU」とアルファベットで書いた言葉の塊が対峙するというつくりをしています。

これは爆音でそこに鳴り響く音楽に、驚き感激した自分のレスポンスをそのまま作品化したものです。

そしてそれは同時に東洋が誇る発明「漢字」の時代を超えた機能性とビジュアルの美に対して、現代人としての自分の率直な感興をスタイルとして打ち立てたいという思いも同時に含んでいます。

それを作ったのがちょうど1年前の夏。

その後もこのモチーフについて考えていたものが新たな展開に結びついたので連作として今年の5月頃から着手しました。










小さいサイズの一点をkegon galleryにて取り扱ってもらっています。

kegon gallery HP
カタログ「ミライショドウ」はこちらより

「ミライショドウ」 疾駆HP

ノイジイ・ライジン  と  ソフティ・フウジン

祖父はTVのスイッチを点け、ボリュームを上げる。

祖母は、扇風機のスイッチをつけ、そよ風が部屋に吹き渡る。

「ああ、これは現代の風神と雷神の姿なのかもしれない」

そんなことを思った。

これはその時点ではシリーズとして軌道に乗らなかったが、その後の作品の大きなヒントになった。

言葉にならない、あるいは伝わらない、聴き取れないということ

随分間が空いてしまいましたが、相変わらず制作は続けていました。

きっとよくなると思って変えた環境が、思い通りにいかないってことがあると思うんですが、今年はそうした状況の中でひとつ活路を見出すしかないと思ってやっているところです。

そうしたわけで、制作以外にチカラを注ぐ時間を確保できず、更新が空いてしまいました。


上の作品、ギザギザしたのは何だと言いますと、音楽をレコーディングするときに使うprotoolsというソフトがありまして、録った音が画像のような波形のビジュアルとして現れます。

(ネットから拝借した画像ですみません)

本来可視化できない音をこのギザギザとして表すと言うのは、 「何といったら良いんだろう」といったところから言葉に結びつけて作品を作る自分にとってピンとくるところがあって、そこから着想を得て作品化したものです。

ベニヤ光影殘象

2015年ごろ、書くときの力をうまく加減出来ずによく紙を破ってしまって、もうそれだったらベニヤにでも書けばいいんじゃないかと思って一年弱の間ベニヤ板を素材としていた。

画像はその年の天作会に出した作品。

当時書いたstatementより抜粋。


最近これについてまた考えてた。

光影殘象(KOEIZANZO)というのは自分の造語で、光と影のように一瞬一瞬移り変わっていく存在として永続性のないもののこと。

しかし、それは網膜に焼き付いて象として人の記憶に残ったり、書道なら身体性としての書く行為は消えていくけど、その動いた後の紙の上に痕跡として残る。

そうした留まらないもの/残るものという対極のものでありながら、実は一つのものの中に内包されているということを、作品ができないかと当時思っていた。

2年を経てまた当時の作品がインスピレーションを与えてくれている。

天作会最終日


第8回天作会展 いよいよ本日6/11(日)最終日となりました。
最終日の今日は15時より、井上有一を送り出したギャラリーUNAC TOKYOの海上雅臣氏司会によるトークイベント「シンポジウム 書について問答する」も行われます。
今回僕は会場に行けずにとても残念なのと、申し訳ない気持ちで一杯ですが、2年に一度の天作会、ぜひ会場で目一杯27名の作品世界を体感してくださいね!
画像は今回のカタログより。

部数に限りがありますので気になる方は確実にGETでお願いします!!!!!